・スマホの料金を見直したい。
・povoがいいって聞くけど、デメリットってあるの?
・自分はpovoに変えるべきなんだろうか?
※本記事に出てくる価格は全て税抜き価格となります。
総務省の指導によって大手通信会社のスマホ料金プランが2021年に入り順次改定されました。
docomoからはahamo、auからはpovo、SoftbankからはLINEMOが発表され、これまでの料金プランよりもかなり攻めた価格となっており、大半の人が毎月のスマホ料金を抑えることができるようになりました。ただし、すべての人にGoodな料金プランというわけではありません。今回はauのpovoについて、どんなメリット・デメリットがあって、どんな人におすすめのプランなのかという点を、数か月実際に使用して感じた経験をもとに解説していきたいと思います。
povoのメリット6つ・デメリット4つ
メリット
①毎月20GB使えて2,480円
なんといっても価格の安さです。
povo以外のauの料金プランと価格を比較してみると、下記の表のようになります。
※()内の料金は各種割引適用後の最安値
プラン名 | データ容量 | 価格 |
povo | 20GB | 2,480円 |
使い放題MAX 4G/5G | 無制限 | 6,580円 (4,980円~) |
ピタットプラン 4G/5G | ~1GB | 3,150円 (1,980円~) |
~4GB | 4,650円 (2,980円~) | |
~7GB | 6,150円 (4,480円~) |
1GBを超えてしまうと2,980円~(家族割、auスマートバリューが適用されているので、これに該当しない場合、もっと高くなってしまいます。)となっているのを見ると、povoはかなり割安ということがわかります。
docomoのahamo、SoftbankのLINEMOと比較するとこんな感じです。
プラン名 | データ容量 | 価格 |
povo | 20GB | 2,480円 |
ahamo | 20GB | 2,970円 |
LINEMO | 20GB +LINEギガフリー | 2,480円 |
ただし、ここでの注意点は、povoとLINEMOは通話かけ放題料金が入っていない料金である、ということ。もしpovoとLINEMOに通話かけ放題をつけたいのであれば、+500円で、ahamoより10円高い2,980円となります。
ただ、LINEなどのアプリでネット通話が主流となってきており、家族や友人とは電話番号での通話をしないという方も多いかと思います。そういう方は使わない通話かけ放題が料金に含まれているahamoではなくpovoの方がコスパが良いと感じるのではないでしょうか。
② トッピングで好きなサービスを追加可能
トッピングという、個々人が必要だと感じるサービスを適宜追加することができる仕組みになっています。
2021年7月現在公開されているトッピングは下記の通り。
・5分以内通話かけ放題 (500円/月)
・通話かけ放題 (1,500円/月)
・データ使い放題 (200円/日)
・データ追加1GB (500円)
今日はたくさんデータを使う用事があるからトッピングしよう!とか臨機応変にサービスを追加できるのはとてもいい制度なのではないでしょうか。
トッピングの設定も‘povoトッピング’アプリから簡単に行うことができます。
トッピング第一段として上の4つが発表されているので、今後どんなトッピングが追加されるのか楽しみです。
③ 通信が安定している・5Gが使える
povo・ahamo・LINEMOは格安SIMと価格やサービスの面で比較されることが多いかと思いますが、これらと格安SIMと違うのは、自社の通信回線を使用しているということ。格安SIMはそれぞれ大手キャリアの通信回線の一部を借りて使用しているので、時間帯や場所によってどうしても通信が遅くなってしまうことが多々あります。povoは自社(au)の通信回線を使用しているので、格安SIMよりも通信が安定しており、ストレスを感じることは少ないです。
また2021年夏以降、 4G/LTEから追加料金なしに5G通信が使えるようになる予定と発表されているので、最先端・最速の通信を使用することが可能です。
④ 20GB超えても下り最大1Mbpsで使える

月々20GBまでというと、20GBを超えたら通信ができなくなっちゃうの⁉
ご安心ください。20GBを超えても下り最大1Mbpsで使用が可能です。
1Mbpsって速いのか遅いのかよくわからないと思いますが、標準画質の動画であれば見れる程度の速度となります。BIGLOBEやmineoなど他格安SIMでは月々の規定通信量を超えると下り最大200kbpsまで通信が遅くなってしまうので、もちろん通常の最大通信速度(スマホ端末によって違うのでご利用のスマホの情報をご確認ください)よりも遅くはなってしまいますが、格安SIMよりはpovoのほうが格段に速いことがわかります。
⑤ 契約・解約料無料
Povo以外のauの料金プランの場合、契約時事務手数料として3000円、更新月以外での解約時は1000円料金を取られますが、povoでは契約事務手数料・解約料ともに無料で提供されています。
⑥ eSIM対応
auの既存プランでは対応していなかったeSIMにpovoは対応しています。
eSIMとは物理的なSIMカードを使用せず、ソフトウェアでSIM情報を書き換える仕組みのことです。eSIMにするメリットとしては、オンラインで手続きが終わるので、物理的なSIMカードのやり取りをする必要がなくなるので、オンライン申請後、比較的すぐに回線を使えるようになりますし、例えば海外旅行・出張先で現地キャリアの通信を使う場合にも、‘SIMカードを受け取りに行く’という工程も必要なくなります。
※eSIM対応のスマートフォンでのみ使用可能です。
デメリット
① オンラインでのみ手続き可能(ショップで機種変更と同時に契約変更不可)
ここが最大の特徴となると思います。これまでも契約プラン変更はオンラインで申請可能でしたが、もちろん各地のauショップや量販店で対応してくれていました。povoに関しては、オンラインでのみ手続きが可能、ショップ対応は不可となっています。そこまで複雑な手続きはないのですが、オンラインの操作に不安がある人にはpovoはおすすめできません。
② キャリアメールが使えない
「@au.com/@ezweb.ne.jp」のメールアドレスが使用不可となります。
スマートフォンでもGmailなどのフリーメールサービスを使えますので、「@au.com/@ezweb.ne.jp」に届くように設定されている大事なメールはそちらに届くように設定をしておくことが必要となります。
③ 留守番電話サービスが使えない
これまで無料で使用できていた留守番電話サービスがpovoでは使用不可となります。
追加トッピングでも用意がありません。そもそも電話の使用率が下がっており、例え電話がつながらなかったとしても、LINEやメール等で連絡する人が増えていることからこのような対応になっているのではないかと思いますが、普段からよく使っている方は要注意です。
④ 各種割引が使えない
これまでそれぞれ様々な割引サービスを駆使して月々の料金を抑えていた方多いかと思いますが、povoでは割引サービスはなく、全員一括の2,480円となります。
・スマートバリュー
・家族割
・家族間通話・SMS無料
・スマイルハート割
※家族間通話・SMS無料はなくなりますが、他の家族が家族割を料金プランに適用している場合、povo回線も家族回線の一つとしてカウントしてくれます。
povoはこんな人におすすめ
以上、メリット・デメリットを踏まえ、特に下記のような方々にはpovoがおすすめだと考えられます。
・オンラインでの手続きに心配がない人
・毎月のデータ通信料が1GB超~20GBまでの人
・通話をしない人(ahamoやLINEMOよりもオトク)
・データ通信速度でストレスを感じたくない人
みなさん当てはまったでしょうか?
当てはまった方は、一度povoへの移行手続きをしてしまえば、ちょっとしたディナー1回分の金額程度は毎月節約ができることになると思うので、早めの手続きをおすすめします!!!
以上、povoのメリット・デメリットまとめでした。

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